2004-01-01から1年間の記事一覧

どうでもいい話だが

ほんとにどうでもいい話だが 「冬眠休暇」というのを作ればいいのに、と思う。 私はそもそも不活性な人間で、冬はますます不活性になる。 ふとんの中で一日過ごせたら、どんなに幸せか、と思う。 前世は冬眠をする生き物だったのかも知れない。 だいたい、冬…

老いと死

いま、立岩先生のALSの本読んでる。 息が苦しくなって、人工呼吸器つけるとか、つけないとか、その辺の話。 それにつけても、家族から「生きてほしい」と言われ、「生きる」ことを選択した、 という話は、なんとも幸せな話のように思えた。私だったらどう…

のざりんさんと「障害学の挑戦」へ

昨日は東大へ。 「障害学の挑戦」聞きに行った。 残念ながら、新しい話を聞いた印象はなかった。 そういう意味ではちょっと物足りない印象。のざりんさん。お疲れさまでした。 交通費代分、ちょっともったいなかったかな? 今、修論など拝見させていただいて…

働く意欲を支えるシステム?

いま現存する格差原理についてどう説明するか

生産で生じる格差を政治的再分配で対応してよいか 市場よいところある−市場を無視するということは、人としての選好を無視することになる どっちが有効か、議論の建て直し必要立岩 マルクス× 市場に任せる× それらのどこをつくかの基準必要余計とっている人…

受容・許容の言説について

「相互性」について

→ もらう人、あげる人の相互性について 負担と負担の対称性は説明できる 納税の義務、同じ状況下にいる人は、同じ義務を果たすだろう 「期待効用値」?にのらないとすれば?偶優生・大澤真幸:自分もあの人になるかも知れない贈与をどういうかリスクの分配よ…

「寛容」について

→ ポリティカルな場面において AさんとBさんの意見が対立したとき リベラリズムは何をするか、禁欲的ではないか 対立する土俵を用意するにすぎない それぞれがんばってね、と。 そういう話で押していくことでもれてしまうことがあるのではないか

無知のベール、前提を置くことが有意なのか、命題の主張とならないのか。

ひざわさま

ご訪問ありがとうございましたわんわん。 あのですね。どういうわけか、コメント書き込めないんです。わたし。 なので、ここに返信書きますウヒヒーン。>勤務先の学生の1人が「障害者の就労支援」をテーマに卒業研究をしたいのですが、と相談に来たので、と…

びっくらこいた

が、もう前の日記から1週間も経ったんだ。 時間の経つのが本当に早い。早すぎる。「自閉っ子、こういう風にできてます!」ってのを読んだ。 かねてから、もしかしたら、わたしは自閉症!、とまではいかないかもしれないけどそんな傾向があるのかも知れない…

職業選択の自由

職業を選択する自由について 障害を有している人は、障害を持っていない人に比べて、障害によって職業を選択する自由が明らかに制限されている。それは、職業に結びつくような教育機会の制限、障害によって期待さされることができないために制限されるという…

障害肯定の可能性

「障害」のスティグマとしてのインペアメントとディスアビリティの位相に着目することからは、「障害」を肯定的に捉えることはできない。正確に言えば、この水準における「障害」は否定的である限りにおいて「障害」なのであって、その否定性を払拭し得たと…

社会的価値の変革

障害者の文化を認めるという価値観の変化なしで社会環境の変革を進めることは困難だし、ともすれば逆に障害者への偏見を強めてしまう。障害と共に生きる価値を認めることは、社会環境の変革に魂を入れる作業である。障害による差異を祝福として受け止められ…

「医療モデル」と「社会モデル」

相反する障害観を前提としている「医療モデル」と「社会モデル」の双方において「障害の否定」という戦略が共有されていることが分かる。「医療モデル」は「障害」のスティグマとしてのインペアメントの側面に照準して、「障害」は常に治療の対象であり、リ…

障害アイデンティティ肯定のための3つの戦略

障害者は自らのアイデンティティを肯定的なものにするために、その否定的な影響を緩和しようとする。そのための戦略としては、次の3つが考えられる。すなわち、「障害」を軽視してその否定的な影響を減少させるか、否定的に意味付けられる「障害」を否定し…

インペアメントの位相とディスアビリティ

これらのインペアメントの位相と相互に関連する形でディスアビリティは理解される。その中には、差異としてのインペアメントに関連して、それを考慮しない、あるいは対象外に置くことによって生じるディスアビリティと、スティグマとしてのインペアメントに…

インペアメントの位相

インペアメントの位相を、その発生過程に着目して区別したい。まず、個人の身体に着目する限り、そこには純粋に生理学的に同定が可能な身体的な機能や形態がある。それぞれの個人の身体には一定の機能・形態があり、それはその個人の生の条件となる。例えば…

「社会モデル」の問題

インペアメントとディスアビリティとの因果的な関連性を切断した上で、少なくとも障害者にとって問題なのはディスアビリティであるとする。このように戦略的にインペアメントを問題系の外部にくくり出すことで、「障害」をまさに社会が解決すべき問題として…

星加さんの http://www.arsvi.com/2000/020915hr.htm から引用

「社会受容」の問題

ディスアビリティコンシャスは必要である。 と同時に、障害者カテゴリーの否定的な価値付与の適正化は求められる。 南雲は「社会受容」が障害者の「自己受容」を促進すると仮説を立てるが、 なんだろ。「社会受容」って「社会」が「障害」を「受容」するって…

「受容」とは? なぜ「抑圧」や「変革」ではないのか。

インペアメントと<インペアメント>

この落差をどうにかするために社会モデル、文化モデルがある。 障害受容という時の「障害」は<インペアメント>から始まっている。 そうした「決めつけ」の紐解きとして社会モデル、文化モデルがあったとも言える。 <インペアメント>と本人の結びつきによ…

アイデンティティ・ポリティクスと社会受容

夏目尚さんの「障害者のアイデンティティ・ポリティクスについて−ディスアビィティ/インペアメント概念再考−」を読む。かなり目から鱗。・優生思想と能力主義 ・インペアメントと<インペアメント> ・ディスエイブルメントとディスエイブリズム