インペアメントの位相とディスアビリティ

これらのインペアメントの位相と相互に関連する形でディスアビリティは理解される。その中には、差異としてのインペアメントに関連して、それを考慮しない、あるいは対象外に置くことによって生じるディスアビリティと、スティグマとしてのインペアメントに関連して、それを理由に障害者を意識的・無意識的に排除することによって生じるディスアビリティとが含まれる(13)。夏目は、前者をディスエイブルメント、後者をディスエイブリズムとして区別し、それぞれに関して解体のための異なるポリティクスが必要であることを指摘している