第九

今年1年もあとわずか。今日は恒例の都響の第九を聴いてきた。指揮はエリアフ・インバルという人。いつものごとくサントリーホールだったが、今年は、それまでと違い、オケ側2階席の左の方(いままでは右の方)。そのせいかどうかはわからないが、なんかノイズを感じるのと、音の全体のまざり具合がよくないような感じがして、最初の頃はそれがちょっと気になってしまったが、だんだんだんだん、そんなことは気にならなくなった。やっぱり第九はよかったなぁ。今年は少しディテイルを見てみようと思い、わざと主となるところをはずして聴いたりしてみたけど(例えば合唱が主のときにオケを聴いてみるとか)、合唱がぐわーんと始まるときの瞬間のコントラバスの弓の激しさとか見ると、ほんとに、あらゆる楽器が一体化して第九を構成しているんだなぁ、としみじみ思うまでもなく、ぞくぞくと感動した。あと、合唱の圧倒的なときって、トロンボーンがぼんぼこいっているのを知った。それがまた合ってるのよね。いや〜、つくづく、ベートーヴェンてすごいなぁ。