お城に向かうという日の朝、この旅最大のハプニングがありました。おひとり、杖を使って歩く失語症のAさんが、ホテルロビーをでて、観光バスの方に向かう姿はみていたのですが、バスの中で点呼をしてみるといないのです。ホテルの周辺を捜しても見当たらない。まるで神隠しにでも合ったようです。しばらく探しましたが、どうしても見つからない。ノイシュバンシュタイン城は入場規制が厳しく、予約した5分間しか入場できないということで、バスはAさんを残してお城に向かうことにしました。

Aさんが見つかったと知らせがあったのは、ノイシュバンシュタイン城に向かうバスの中でした。みんな歓声をあげて拍手喝采でした。Aさんが一緒でないのはさびしいですが、これで安心してお城の見学ができます。

スイスとの国境付近にあるお城ですが、この時期、晴れていたのでよかったですが、結構雪が積もっていました。寒かったです。お城の麓には美しい湖があります。

お城は麓から歩いて40分程度。馬車もありますが、結構混んでます。今回は車いす利用の方のみ馬車に乗り、残りは杖歩行の方も高齢の方も坂を上っていきました。

お城はこんな山の切り立ったところに建造されているんです!

馬車できた人も歩いてきた人もひとまず予約時間前にお城に到着できました。車いすの人は、専用の通路がある(エレベーターもある)とのことで、しばし分かれての見学です。