この4日間

はいろいろあり充実していた。9、10日は、全国介護老人保健大会いうので、熊本に行って来た。翌11日は、京都で、集中講義。12日は、加藤種男先生の集中講義の影響をうけ、うちの施設にアーティストに入ってもらえないかとここのところ考えていた関係で、上井草の特養で行われたワークショップに参加してきた。岩下徹さんという舞踏家が行っていたセッションで、20人弱の高齢者の方々とともに、身体世界の新たなる発見と、互いの身体を感じあうという体験をしてきた。岩下さんの独得の身体芸術をみているだけでも圧倒されるのだが、その圧倒感とともに/につながれながら、隣にいるお年寄りの手の感触をかんじ、布を介在しながら、お互いの身体をコミュニケートさせていくのだ。私は、この体験を、私が日頃接している片麻痺の人たちが経験したとき、自分の身体感覚をどのように再構成されるか、ということに興味をひかれた。岩下さんにうちの施設でもやっていただけないかとお願いしたところ、こころよく、承諾してくださった。年明けて1月に行う予定となった。今からワクワクだ。
話が逆行するが、京都での集中講義は、赤池学さんというユニバーサルデザイナーの方のお話。私の「ユニバーサルデザイン」からもたらされる貧弱なイメージを見事に壊してくれる、「ユニバーサルデザイン論」を展開してくださり、夢中になれる時間をくださった。おもしろかった。これからのユニバーサルデザインは、ローテクであり、無駄であり、自給自足であり、虫であり、コミュニケーションであり、次世代とともにある、というお話。(ちょっと誇張?してしまっておるが)
そして、老健大会。これからは、利用者の在宅復帰に向けた家族支援や、他職種連携の実践モデル構築、だな、と思った。そこはこれまで手薄だったところ、だと思う。マンパワー不足のなか、老健のリハ機能への期待はどんどん増している。そんななか、今後、より強化すべき視点がうえの2つ、と思った。