こんなかんじで

久しぶりに日記が書ける。なんかうれしい。
で、暗号のような論文の構想を書きとめておく。

=構図=
老健という〈場〉について

●クライエントにとっては〈アイデンティティ〉の模索・再建の場、である。
クライエントは、できるだけ、壊れたアイデンティティを元通りにしたいので、
元通りの身体になる、元通りにできるようになることを期待する。

・機能回復
・生活の再組み立て
そこに、作業療法士は介入する。

●そして、老健は、クライエントの在宅復帰を目指す。
そこに「家族」という因子が加わる。
家族は、介護負担の増加をよしとはしない。
しかし、介護保険制度による介護サービスの限界など、
制度構造上の限界がある。
家族は、なるたけ、本人の自立度が向上することを老健に期待する。

●しかし、本人や家族の期待どおりになるとは限らない。
そこに、老健で働く作業療法士のディレンマがある(仮説)。
本人の現実と理想から生じるギャップ。
本人と家族の関係性から生じるギャップ。
本人は、2重の労苦を重ねることになる。

●そこで、支援者が取るディレンマ回避のための対処行動として
・できることの限界性を本人に納得させる
アイデンティティ問題の解決にならない
・在宅復帰の実現のためには家族の負担はやむを得ないこととする
家族へその責任を転化させていく。
→家族の負担感の増加、家族・本人関係の悪化の懸念、介護保険サービスの限界の隠蔽化
・復帰させないことを選び、施設入所を継続させる。
→高齢者の社会からの隔離

●家族・本人の関係性構築のための支援のあり方とは?

〈障害受容・社会受容論〉のからみで書けそうな。
この1年ぐらいで書けたらよいけども。
予備論書いたりしながらできるかね。