障害者自立支援法

の話が某障害系MLでさかんに行われていて
支援費制度から介護保険(的)サービス提供への変更に
さかんに異議が言われているけども
日々、その忌み嫌われているサービスを受け、生きるご高齢の方に接し
そのサービス下で働いている私にとっては
「じゃぁ(あなた方が忌み嫌っているサービスのただなかにいる)高齢者はどうなんのさ?」
と思わざるを得ない。
はっきり言って、あの議論のなされ方はまったく気にくわない。
障害者にとってよくないサービスが高齢者にってよいサービスであるはずがない。
そして、よく調べたことではないけども、感じられることとして、
介護保険サービスが導入されて5年になるが、
高齢者介護がよい方向に向かってきているとは思えない。
家族(特に妻、嫁などの女性による)の介護量は確かに軽減しているかも
知れないけど、しかし負担感は増大している。
そして、高齢者自身、自宅介護よりも施設介護を希望する割合が増え、
現実、施設入所待機者はぐんぐん増え続けている。
つまり、介護保険が始まり、「介護」が「社会化」されてきたが、
それとともに、「介護」が「負担」としてしか立ち現れなくなってきている
ということではないか。「老い衰えゆくことを支える」というケアの本質は、
さらに見失われつつある、ということなのではないかと思う。
目には見えないけど、そして、言葉(だけ)を見れば、もっともできれいだったりするんだけど
なんだか世の中は、いや〜な方向に歩みを進めているような気がしてならない。